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内部分析
財務分析をしたいのですが、まず財務諸表とその見方を教えてください。(その1)
2015-04-14 00:00:00
財務分析とは、「貸借対照表や損益計算書の特定の数字を抜き出してその割合や伸び率などから収益性や安全性などを業界標準値や同業他社等と比較し分析することをいいます。財務分析は、主に財務諸表と呼ばれる3つの決算書、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書を用いて行いますが、ここでは貸借対照表と損益計算書について説明します。
・貸借対照表
病院が保有している財産の状態を表しています。具体的には事業資金を集めた方法を負債と純資産で表し、それをどのような形で保有しているかを資産で表します。資産はさらに流動資産と固定資産に分けられます。前者は1年以内に現金化することができる預金・医業未収金・売掛金などの資産、後者は建物や医療機器・土地など長期にわたり保有する資産です。
負債は返さなければいけない会社の借金の状態を表します。1年以内に支払わなければならない負債を流動負債、1年以後に支払わなければならない負債を固定負債と言います。流動負債には買掛金や短期借入金、固定負債には長期借入金などがあります。
純資産は、資産の総額から負債の総額を控除したもので資本金や利益余剰金などで構成され自己資本と呼ばれることもあります。自己資本は返済の義務がないため、自己資本比率〈自己資本÷総資産(負債+純資産)〉が高いほど病院経営の安全度が高いと言えます。
・損益計算書
一定期間に発生したすべての収益と費用を記載し、どれだけ利益を上げたのかを示す決算書です。医業会計準則に基づけば、収益は医業収益・医業外収益・臨時収益、費用は医業費用・医業外費用・臨時費用に分けられます。
医業収益から医業費用を控除したものを医業総利益、さらに販売費及び一般管理費を控除したものを営業利益と言います。営業利益に医業外収益を加え、医業外費用を控除したものを経常利益と言います。病院であれば、営業利益は診療で得られた利益の大きさを示し、経常利益は医療法人全体で得られた利益の大きさを示します。また、経常利益から特別損益などを加減して、法人税・住民税を控除した後の利益を純利益と言います。
以上、貸借対照表と損益計算書の内訳を簡単に説明しました。財務分析ではこれらの指標を使い、収益性や安定性、成長性を分析し病院がどのような経営状態にあるのかを明かにしていきます。
ご相談は病院コンサルタントをご指名いただけます。
http://www.iryoken.co.jp/hospital/consultant/index.html
・貸借対照表
病院が保有している財産の状態を表しています。具体的には事業資金を集めた方法を負債と純資産で表し、それをどのような形で保有しているかを資産で表します。資産はさらに流動資産と固定資産に分けられます。前者は1年以内に現金化することができる預金・医業未収金・売掛金などの資産、後者は建物や医療機器・土地など長期にわたり保有する資産です。
負債は返さなければいけない会社の借金の状態を表します。1年以内に支払わなければならない負債を流動負債、1年以後に支払わなければならない負債を固定負債と言います。流動負債には買掛金や短期借入金、固定負債には長期借入金などがあります。
純資産は、資産の総額から負債の総額を控除したもので資本金や利益余剰金などで構成され自己資本と呼ばれることもあります。自己資本は返済の義務がないため、自己資本比率〈自己資本÷総資産(負債+純資産)〉が高いほど病院経営の安全度が高いと言えます。
・損益計算書
一定期間に発生したすべての収益と費用を記載し、どれだけ利益を上げたのかを示す決算書です。医業会計準則に基づけば、収益は医業収益・医業外収益・臨時収益、費用は医業費用・医業外費用・臨時費用に分けられます。
医業収益から医業費用を控除したものを医業総利益、さらに販売費及び一般管理費を控除したものを営業利益と言います。営業利益に医業外収益を加え、医業外費用を控除したものを経常利益と言います。病院であれば、営業利益は診療で得られた利益の大きさを示し、経常利益は医療法人全体で得られた利益の大きさを示します。また、経常利益から特別損益などを加減して、法人税・住民税を控除した後の利益を純利益と言います。
以上、貸借対照表と損益計算書の内訳を簡単に説明しました。財務分析ではこれらの指標を使い、収益性や安定性、成長性を分析し病院がどのような経営状態にあるのかを明かにしていきます。
ご相談は病院コンサルタントをご指名いただけます。
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