出生数は最少、死亡数は最多となり、自然増減数は過去最大の減少に(厚労省)
2024/09/19
厚労省は9月17日、2023年人口動態統計(確定数)の概況を公表した。
出生数は72万7,288人、前年より4万3,471人減少し、調査開始以来最少となり、合計特殊出生率は1.20、前年の1.26より低下し、過去最低となった。
他方、死亡数は157万6,016人、前年より6,966人増加し、調査開始以来最多となった。死因別にみると、死因順位第1位は悪性新生物で死亡数は38万2,504人(死亡総数に占める割合24.3%)、第2位は心疾患を主とする循環器系の疾患が37万6,720人 (同14.7%)、第3位の老衰は18万9,919人(同12.1%)と続き、新型コロナウイルス感染症の死亡数は3万8,086 人(同2.4%)で第8位となった。
出生数と死亡数の差である自然増減数は▲84 万8,728人で、前年より5万437人減少し、過去最大の減少となった。