50代医師の将来のキャリアプラン調査、9割が引退年齢を決めていない(日医総研)
2024/08/01
日本医師会はこのほど、50代医師の将来のキャリアプラン調査の結果を公表した。
現在50代の医師における働き方(労働時間・宿日直/オンコール待機回数・勤務形態・役職)の男女差、開業医と勤務医の働き方の実情、労働時間と収入のバランスに対する満足度などが明らかになった。
そして、将来のキャリアプランでは9割が引退年齢を決めておらず、大多数が描く65歳以降に想定するワークスタイルは、現状の働き方(開業医・勤務医・その他)を変えずに、現在の居住地の近くか、移住しても都市圏で就業し、現在よりも短い労働時間で、より休日・休暇を取得しやすい環境で、安定した収入を得ながら、より臨床に注力して働くことであった。
この他、調査結果では、65歳以降も最新の医学知識・技術にキャッチアップし、後進を育てつつ、地域医療に貢献したいという意向があり、このような現場の意欲をポジティブに活かすキャリア支援の必要性を示唆した。