特定疾患療養管理料から生活習慣病管理料(Ⅱ)への移行における課題(保団連)
2024/02/20
全国保険医団体連合会はこのほど、2024年度診療報酬改定の答申内容についてのコメントを発表した。
今改定により、「特定疾患療養管理料」の対象疾患から糖尿病、高血圧、脂質異常症が除外され、生活習慣病の患者に対して「特定疾患療養管理料(及び特定疾患処方管理加算)」が算定できなくなる。これにより、内科系診療所を中心に月100万円単位規模での収入減となるため、「生活習慣病管理料(Ⅱ)」への移行が課題となっている。
患者の同意に基づく療養計画を策定する「生活習慣病管理料(Ⅱ)」への移行に際し、厳密に数値目標を設定して生活習慣管理を求めていく対応を患者に一律に求めた場合、対応できない・馴染まない患者との間で齟齬が生まれ、場合によっては治療の中断に至ることも危惧されるとした。