厚労省は10月12日、中医協の入院・外来医療等の調査・評価分科会を開催し、分科会の検討結果とりまとめ案を整理した。

 

入院・外来医療等の調査・評価分科会では、中医協総会の改定審議とは別に、一般病棟入院基本料や特定集中治療室管理料、DPC/PDPS、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料、回復期リハビリテーション病棟入院料などの入院医療の評価に加え、外来医療に係る外来医療全般、外来腫瘍化学療法、情報通信機器を用いた診療についての現状の課題と改定に向けた論点を整理した。

 

この他、医師の働き方改革に対応した医療従事者の負担軽減、医療資源の少ない地域に配慮した評価、横断的個別事項では身体的拘束、入退院支援、急性期におけるリハビリテーション・栄養等、人生の最終段階における医療・ケアに関する意思決定支援などの課題と改定に向けた論点を整理した。

 

こうした整理された分析結果と論点をもとに、中医協総会での改定議論を深め、改定に反映させていく。