一類廃止、二類と三類の統合など、新たな販売区分と販売方法の見直し案(厚労省)
2023/09/05
厚労省は9月4日、医薬品の販売制度に関する検討会を開催し、議論のとりまとめ案をもとに審議した。
とりまとめに向けた追加議論として、新たな販売区分と販売方法では、医療用医薬品の処方箋医薬品とそれ以外の区分と名称を見直し、一般用医薬品の第一類を廃止して、第二類と第三類を統合する案を示した。
今回の見直し案の主旨としては、制度の見直しの都度、例外のカテゴリーが増えて複雑になっていく傾向があるため、シンプルな制度設計を考える点を前提とする。
第一類を廃止し、第一類で薬剤師の関与が必要なものを要指導へ移行、第二類と第三類を一緒にすれば、薬剤師と登録販売者がそれぞれ販売する医薬品が明確となり、薬剤師の人的資源は医療、登録販売者はセルフメディケーションに関与することで、店舗で購入者が相談しやすい環境を整備することが重要だとした。