2024年度同時改定、医介連携、リハ・口腔・栄養、要介護者への医療を審議(厚労省)
2023/03/16
厚労省は3月15日、2024年度の同時報酬改定に向けた意見交換会の初会合を開催した。
意見交換会では、医介同時改定に向けて、各報酬の対象者が今後直面すると考えられるテーマを各回設定し、その課題を審議する。今回は、医介連携、リハビリテーション・口腔・栄養、要介護者への医療提供が議題となった。
「1.医療・介護・障害サービスの連携」では、主治医と介護支援専門員はサービス担当者会議や受診時等の機会を活用した連携や、介護支援専門員から主治医へのケアプラン提供等の情報共有等が行われている中で、主治医のケアプラン提出後の活用、ケアマネジャーとの連絡体制などの課題が挙げられた。
「2.リハビリテーション・口腔・栄養」では、医療保険による急性期・回復期から介護保険による生活期におけるリハビリ実施計画書等の情報連携が不十分な実態や医療と介護で提供している訓練内容の差があり、両者間の円滑なリハ移行を更に推進すること等のほか、医療機関や介護保険施設等、在宅における必要な口腔管理、切れ目ない栄養指導も課題となっている。
「3.要介護者等の高齢者に対応した急性期入院医療」では、地域包括ケア病棟における入退院支援、医療・介護の人材確保が課題に挙げられた。