2023年4月臨時改定を答申、オン資経過措置の対象施設、DX増額等を決定(厚労省)
2022/12/26
厚労省は12月23日、中医協総会を開催し、2023年4月の臨時改定について答申した。今回の臨時改定では、次の3つが決定された。
(1)オンライン資格確認の原則義務化の経過措置=義務化対象外の6つの条件
①システム整備中の場合は2023年9月末まで、②光回線のネットワーク環境が未整備の場合は整備して6ヶ月後まで、③訪問診療のみを提供する場合はオン資(居宅同意取得型)の運用開始2024年4月まで、④改築工事中の場合は完了するまで、⑤廃止・休止の際は2024年秋まで、⑥特に困難な事情(自然災害等により継続的に導入が困難、70歳以上かつレセ50件以下)がある場合は解消されるまで
(2)医療情報・システム基盤整備充実体制加算の増額=2023年4~12月
マイナンバーカードを利用しない場合の点数を増額、オンライン請求を2023年12月31日までに開始する旨の届出を行っている保険医療機関・保険薬局においてみなし算定が可能(要件緩和)
(3)医薬品の調整対応に対する増額=2023年4~12月
医薬品の供給が不安定な状況を踏まえ、適切な提供に資する取組の実施を要件に追加、医科の一般名処方加算・後発医薬品使用体制加算・外来後発医薬品使用体制加算、調剤の地域支援体制加算の増額