2022年度地域診療情報連携推進費補助金、HPKIカード取得に最大5,500円(厚労省)
2022/12/08
厚労省はこのほど、2022年度厚労省第二次補正予算における2022年度地域診療情報連携推進費補助金として、電子処方箋導入促進のためのHPKI普及事業の概要とQ&Aを公表した。2023年1月に開始となる電子処方箋の発行や応需には医師・薬剤師毎にHPKIカードを用いた認証が必要となる。
今回のHPKI普及事業では、日本医師会電子認証センター(日医)、日本薬剤師会認証局(日薬)、医療情報システム開発センター(Medis)の3つのHPKI認証局の各会費に応じた補助金が設定された。補助適用後発行費用(税込)は、日医:会員無料のため補助額なし・非会員2,750円(補助額2,750円)、日薬:会員14,300円・非会員20,900円(補助額5,500円)、Medis:21,450円(補助額5,500円)となり、補助金を直接受け取ることなく、補助金を差し引いた補助適用後発行費用をHPKI認証局に支払う形とした。
HPKIカード発行費用の補助事業の交付対象は2023年3月31日までに医師・歯科医師・薬剤師の申請を受理したものとなる。HPKI認証局に申請した後、HPKI認証局から電子処方箋に必要な電子署名が可能な「ICカード」及び「カードレスに対応したセカンド証明書」が交付される流れとなっている。
なお、電子処方箋の稼働に向けて、厚労省は12月23日にオンライン説明会を実施する。導入準備や利用申請の流れなど準備作業がまだの方向けの基本事項をはじめ、準備作業・利用申請を既に開始している方向けに質問への回答や質疑応答などを盛り込んで解説する。