がん診療連携拠点病院等の指定要件の見直しについて報告書案を了承(厚労省)
2018/03/19
厚労省は3月16日、がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループを開催し、指定要件の見直しについての報告書案を了承した。
見直しでは、地域拠点病院を診療機能による3類型に分類する。その区分は同一医療圏のうち診療実績が最も優れている「地域がん中核拠点病院(仮称)」、現行の地域がん診療連携拠点病院と同様の「地域がん診療連携拠点病院」、2019年以降に指定要件が不十分と判断された経過措置的な「準地域がん診療連携拠点病院(仮称)」の3つに分類する。
この他、都道府県拠点・地域拠点・特定領域・地域診療のいずれも医療安全管理部門の設置や医療安全管理者の配置など、医療安全体制の確保に係る要件を新たに追加した。
今後は、4~5月に開催するがん診療提供体制のあり方に関する検討会でWGの報告書を確認し、6~7月に指定要件の改正通知を発出する。その後、来年1~2月に見直し内容を反映した要件で指定が行われる予定である。